それ、情報じゃない!「○○らしい」は、ただの「うわさ」です

はじめに:「らしい」「思います」はなぜ信用できないのか? YouTubeやX(旧Twitter)などのSNSやブログを見ていると、「これ、○○らしいですよ」という話し方をする人がたくさんいますよね。 でも、ちょっと考えてみてください。 「○○らしい」という言葉は、「自分で確かめていない」「責任を持てない」ということの裏返しです。 これはもう情報とは言えません。ハッキリ言って、ただのうわさ話として聞いた方がいいでしょう。 発信者が言い切らない理由 発信者がなぜ「○○です」と断言しないのか? 理由はシンプルです。 それは、自分の情報に自信がないからです。 「もしかしたら間違っているかも…」 「ウソだったら責任を取りたくないな…」 こういう気持ちがあるから、「らしい」という曖昧な言葉を使います。本当に正しい情報、確かな情報を持っているなら、発信者は堂々と「○○です」と言い切れるはずですよね。 「らしい」を使うのは、自分で責任を持てないことを、ネットというみんなが見る場所に流しているのと同じなんです。 噂話が「真実」になってしまう怖さ 特に危険なのは、曖昧な「うわさ話」が、まるで本当の情報(真実)であるかのように広まってしまうことです。 大人がネットで情報を発信するときは、その情報に責任を持つ必要があります。もし、誰かが発した「○○らしい」という言葉を、他の人が鵜呑みにして「これが本当だ!」と広めてしまったらどうなるでしょう? どんどん話が大きくなり、ウソの情報が世の中に広がってしまいます。 誤解が誤解を生み、それはデマになっていく 曖昧な言葉は、少しずつ内容が変わっていきます。 誰かが「○○らしい」と発信したとします。それを読んだ人は、「たぶん○○なんだろう」と、少し間違った解釈(誤解)をしてしまうかもしれません。 そして、その誤解した内容を、また別の人が「○○と聞いた!」という形で発信します。 これが次から次へと繰り返されると、話はどんどんねじ曲げられて、最初の話とは全く違う、ウソの塊(デマ)になってしまいます。 最初の発信者が「らしい」という曖昧な言葉を使ったせいで、誰も責任を取れないまま、デマが止まらなくなってしまうのです。だからこそ、曖昧な言葉から始まる情報には注意が必要です。 最後に:だまされないために、自分で確かめよう では...